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沖電気工業、熟練配車マンの調整技量をAI化

2022年11月2日 (水)

サービス・商品沖電気工業(OKI)はこのほど、コスト最小型ルート配送最適化AI(人工知能)に熟練の配車マンの技量をAI化した新たなプログラムを開発した、と発表した。経験のある熟練社員に依存していた配車調整業務を平準化することで、業務の属人化の解消につながるとしている。

▲コスト最小型ルート配送最適化AIの試験運用に協力するロンコ・ジャパンの配送トラック(出所:OKI)

同社のルート配送最適化AIは、一つの配送先拠点に複数車両で荷物を届ける分割配送をもとに構築した独自のAI手法で、2021年11月から運送会社のロンコ・ジャパン(大阪市東成区)と現場での試験運用を続けている。今回の新機能を適用した運用では、燃料費と有料道路利用料を併せた年間経費を従来のものより2倍削減できたという。

これまでの具体的な問題点として、走行距離削減を重視した結果、過剰な分割配送の発生や店舗での積み降ろし作業の増加、複数車両の同時搬入などの煩雑さなどが生じていたことで、円滑な運用には熟練の配車マンによる最終的な調整作業が不可欠だった。

新たなプログラムでは、配送時の荷物の過剰分割防止機能や、配送リスクの高いルートを除外する機能を追加するなど、熟練社員に依存している領域の配車技量をAI化。これにより、経験の浅い社員でも熟練社員と同等の配車技量でルート算出できるようにした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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