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ヤマタネ、国内物流取扱増で通期利益予想引き上げ

2022年11月4日 (金)

財務・人事ヤマタネは4日、2023年3月期連結業績予想を修正すると発表した。5月13日に公表した前回予想数値について、売上高を521億円から513億円に引き下げる一方で、営業利益を28億9000万円から33億円、経常利益を26億5000万円から32億円、最終利益を14億2000万円から18億5000万円にそれぞれ引き上げた。

売上高は、食品部門で量販店への精米販売数量が計画に達しなかったことなどから期初予想を引き下げた。営業利益については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限の緩和による国内物流の取り扱い増に加えて食品部門における精米センターでの生産効率向上も奏功したことから、予想数値を引き上げた。営業外収益における受取配当金も増加したことから、経常利益と最終利益についても上方修正した。今後の物価上昇などによる作業経費の増加を踏まえても、通期で予想を上回る利益を確保すると判断した。

ヤマタネは4日、2023年3月期第2四半期累計連結決算も発表。売上高は前年同期比9.3%増の254億4000万円、営業利益は41.0%増の19億円、経常利益は56.8%増の18億6100万円、最終利益は55.3%増の10億7800万円で増収増益だった。

物流部門は、国内業務でコロナ禍における行動制限が緩和され社会経済活動の正常化が進むなかで、業務用飲料などの荷動きが回復基調となった。国際業務でも行動制限の緩和を受けて、海外引っ越し案件を中心に取扱件数が前年同期を上回り増収増益。食品部門は外食業界の需要が回復したほか、量販店向けの販売も堅調に推移し増収を確保したものの、ことし2月に稼働した印西精米センター(千葉県印西市)の減価償却費の増加が響き減益となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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