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住友倉庫、倉庫や港湾の荷動き好調で通期上方修正

2022年11月8日 (火)

財務・人事住友倉庫は8日、2023年3月期の通期連結業績予想を上方修正すると発表した。5月13日公表の前回予想数値について、売上高を2110億円から2250億円、営業利益を252億円から256億円、経常利益を275億円から286億円、最終利益を215億円から232億円にそれぞれ引き上げた。

物流事業について、倉庫や港湾運送、陸上運送の荷動きが堅調に推移。国際輸送は海上運賃の高止まりや海外子会社の好業績に加えて為替相場が円安傾向も業績にプラス効果をもたらした。受取配当金の増加や円安に伴う関係会社の株式売却益の増加なども後押しして、当初予想を上回る状況が通期で継続すると判断。今後は国際海上運賃の軟化に伴う収益減などマイナス要因も想定されるものの、その影響は限定的であるとして、今回の業績上方修正に踏み切った。

住友倉庫が8日発表した23年3月期第2四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比16.8%増の1235億2000万円、営業利益が85.1%増の176億5500万円、経常利益が76.3%増の191億5800万円、最終利益が92.0%増の147億8100万円で、第2四半期累計では2年連続となる増収増益だった。

倉庫業で機械部品などの取り扱いが増加。港湾運送業はコンテナ荷さばきや一般荷さばきが好調に推移した。国際輸送業は海上運賃の高騰により国際一貫輸送が増収となったほか、海外子会社で米国を中心に業績が好調だったのに加えて、為替相場は前年同期比で円安に推移したことも業績に寄与した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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