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新エフエイコム営業開始、破たん会社の事業を承継

2022年12月1日 (木)

M&A物流自動化機器の開発などを手掛けていたオフィスエフエイ・コムの経営破たん問題で、同社の実質的な受け皿会社となった新エフエイコム(栃木県小山市)が1日、営業を開始した。機械商社の岡谷鋼機が、オフィスエフエイ・コムから主力の産業用ロボット・システムインテグレーター事業の譲渡を受け、10月21日付で設立していた。

岡谷鋼機の1日の発表によると、新会社の住所はオフィスエフエイ・コムと同じ小山市楢木で、社長は岡谷鋼機の大矢英貴取締役が兼務する。岡谷鋼機の100%子会社で、資本金は3000万円。従業員は192人。当初は二百数十人がオフィスエフエイ・コムから移籍する見通しだったが、予想より減った。

新会社は、システムインテグレーターとして生産管理システムやロボット制御システム、ソフトウエアなどの設計・開発を行う。2023年度に50億円の売上を目指す。岡谷鋼機は「国内外の製造業やロジスティクスの自動化・DX(デジタルトランスフォーメーション)化に貢献していく」とコメントしている。

オフィスエフエイ・コムは、DX化の波に乗って制御の分野で世界一を目指していたが、世界的な半導体不況の影響もあって部品供給が滞り、資金繰りが悪化してことし7月29日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破たんした。

エフエイ・コムのロボット事業、岡谷鋼機に譲渡

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LOGISTICS TODAY編集部
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