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福岡エリアの物流施設は需給ひっ迫続く、JLL

2022年12月6日 (火)

(出所:JLL)

調査・データジョーンズラングラサール(JLL、東京都千代田区)はこのほど、福岡エリアのロジスティクス賃貸市場のマーケットサマリーを公表した。既存物件に空室がなく、需給がひっ迫している。

それによると、物件の需給については、EC(電子商取引)企業や小売企業からの需要が堅調で、第3四半期の新規需要は新規供給量と同じく12万1000平方メートルだった。ストックは前期比14%増の98万5000平方メートルとなった。複数の開発案件が進んでいるが、順調にテナント誘致が進んでいる。

第3四半期末時点の空室率は0%と空室が全くない状況が続いている。賃料は第3四半期末時点で坪当たり月額3301円となり、前年比5.1%の上昇となった。新築物件の高水準な賃料が既存物件にも波及している。

既存物件の空室率0%は2019年から続いている。新規物件も竣工時には満床と需給のひっ迫が続いている。今後の見通しについては、開発案件が増加しており多少の需給緩和が予想されるが、低廉な賃料水準にある既存物件の賃料上昇は続くと予想される。新規供給は福岡インターチェンジ周辺や鳥栖エリア以外にも古賀市や筑紫野市、朝倉市などにもみられ、東京圏や大阪圏と同様に開発エリアの拡大が続いている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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