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企業の課題解決へ富士通、産総研が世界最大AI活用

2022年12月23日 (金)

サービス・商品富士通は23日、自社のコンピューティングサービス「Fujitsu Computing as a Service」(CaaS)上で、国立研究開発法人・産業技術総合研究所が運営する世界最大規模のAI(人工知能)処理インフラ「AI橋渡しクラウド」のサービス提供を、2023年4月から開始する方向だと発表した。このサービスにより、利用企業の研究開発は加速し、AIを活用した生産性向上などが期待され、物流や創薬、材料解析、自然災害など、より幅広い分野で社会課題の解決が実現できるという。

発表によると、富士通のCaaSはハイパフォーマンスコンピューティングやAI技術、量子インスパイアード技術を融合した、サステナブルな世界の実現を目指すクラウドサービス群だ。物流などの課題解決を、最先端のシミュレーションや組み合わせ最適化などの技術で解決することが期待されている。

▲CaaSの全体イメージ(クリックで拡大、出所:富士通)

一方、産総研のAI橋渡しクラウドは、AIの社会実装を推進するべく、一般企業が利用できる大規模AIクラウド計算システムとして、2018年8月に開始されたサービスだ。

複雑化を増す日本の社会課題解決には、これらの高度なコンピューティング技術の重要性がますます高まっている。富士通と産総研の取り組みにより、専門技術者を持たない国内企業など、より多くの企業が先端的で大規模なコンピューティング技術を利用できるようになる。最先端技術の社会実装の加速と産業競争力の強化につなげることが可能になるという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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