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日通、新・国際航空貨物基幹システム開発を断念

2023年1月18日 (水)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス(HD)は18日、子会社の日本通運が進めていた「新・国際航空貨物基幹システム」の開発を中止すると発表した。航空輸送事業でグローバルな共通基盤の構築を目指すものだったが、開発に向けてさらなるコスト増加や期間延長が見込まれることから断念した。これまでのシステム開発に係る無形固定資産(ソフトウエア仮勘定)に関する減損損失として154億円を計上すると明らかにした。

同社によると、この基幹システム開発は2015年に着手していた。開発費の増加は社会的な物価高によるものではないという。当面は既存のシステムを活用するため事業への大きな影響はないといい、今後のシステム更新に際しては、市販のパッケージシステム導入も含めて検討するとしている。

▲医薬品専用車両(出所:日本通運)

NXHDは同日、22年12月期の連結業績予想の修正を発表し、当期純利益が前回予想の19.4%に当たる260億円を引き下げ、1080億円とした。基幹システム開発中止関連の費用に加えて、新型コロナウイルス禍の長期化に伴う医薬品事業の計画見直しによる減損損失154億円の計上などを見込んだ。売上高、営業利益、経常利益はいずれも据え置く。

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LOGISTICS TODAY編集部
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