拠点・施設阪急阪神不動産とシーアールイー(CRE)は23日、シンガポール政府系投資会社傘下のSembcorp Development(セムコープデベロップメント)と共同で、ベトナム中部で物流倉庫の開発に着手したと発表した。2プロジェクトによる計6棟で総賃貸面積は延べ7万平方メートルに及ぶ。完成は2023年秋を予定する。
発表によると、倉庫建設は、3社が共同出資するSembcorp Infra Services(セムコープインフラサービス)を通じて行う。VSIP(Vietnam Singapore Industrial Park、ベトナム・シンガポール工業団地)のクアンガイ工業団地とゲアン工業団地内に、「セムコープロジスティクスパーク(クアンガイ)」と「セムコープロジスティクスパーク(ゲアン)」の両施設を手掛ける。
立地は同国中部の輸出入拠点であるダナン港やクアロー港、ビン空港へのアクセスに優れており、広域物流拠点としての優位性がある。ゲアンの物件に関しては、現在進められているハノイ市・ゲアン省間の高速道路の延伸工事が24年に完了後、同市へのアクセスが大幅に改善される。
セムコープロジスティクスパーク(クアンガイ)は、地上1階建てで賃貸面積は3万3600平方メートル。セムコープロジスティクスパーク(ゲアン)も地上1階建てで賃貸面積は3万9400平方メートル。両施設が完成すると、セムコープインフラサービスを通じた物流倉庫は、ベトナム北部の4棟と合わせて計10棟、総賃貸面積は13万平方メートルになる。
両工業団地ともにベトナムとシンガポールの両国政府が支援し開発が進められており、設備などのハード面の充実に加えて、質の高いカスタマーサービス提供が高く評価されている。
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