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松屋製粉、そば製粉を上三川工場に集約、原料倉庫も併設

2010年10月13日 (水)

ロジスティクス高級そば粉工場棟の完成予想図日本製粉のグループ会社で、そば粉・そばミックスの専業メーカー「松屋製粉」は13日、そば製粉設備を栃木県上三川町の「テクノパークかみのかわ」にある同社上三川工場に移設集約する工事に着手したと発表した。

 

集約化工事は、健康志向の高まりに伴うそば粉需要増加に対応するとともに、同社の生産体制の改善・合理化を図るもの。これまでにそばミックス工場(2004年3月)、そば製粉工場(07年11月)が稼働しており、今回の工事では、既設工場棟にそば粉生産ミル1ラインを増設する。さらに、石臼挽き高級そば粉製造工場・事務所棟、原料倉庫を新たに建設。これにより本社工場は閉鎖し、すべて上三川工場に集約する。同社グループは、「総額約200億円の体質改善設備投資の案件全てに着手したことになる」として、一連の集約化事業が完了したと説明している。

 

■設備投資の概要
工場建設地:栃木県河内郡上三川町多功南原2568番-5
敷地面積:約2万1000平方メートル
工事の内容:そば粉生産ミル1ライン増設(挽砕能力2.0t/h)、高級そば粉工場・事務所・原料倉庫建設(鉄骨2階建、延床面積2540平方メートル)
工事期間:2010年10月-2011年10月
投資総額:約13億円