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スマホ通知で交差点事故防ぐ、出前館とKDDIなど

2023年1月30日 (月)

調査・データ出前館は30日、KDDIなどとともに公道におけるスマートフォンの位置情報を活用した安全運転の支援に関する実証実験を行うと発表した。KDDIとトヨタ自動車が開発した、交差点内に接近した際に車両の存在を自動車や原動機付自転車に向けて、自動で通知する機能を利用。交差点内の死角に隠れた事故リスクを知らせ、交通事故の削減効果や実装の受容性を調べる。

▲事故リスクの自動通知システムのイメージ(出所:出前館)

この他参画する企業は、三井住友海上火災保険、MS&ADインターリスク総研。トヨタ自動車と日本交通とも連携し、東京都板橋区内で2月1日から1か月間実施する。

出前館、日本交通が通知機能を搭載したスマートフォンを通常業務で使用し、事故回避に役立ててもらうとともに、運転後には従業員に運転結果をフィードバックして、適切な運転指導にも活用する。

発表によると、新型コロナウイルス禍を契機にデリバリーサービスの需要が拡大。自転車や原動機付自転車と自動車による交通事故も増えている。

特に、信号のない交差点での出会い頭事故が目立っており、その主な原因として、自動車のセンサーで検知できない建物の死角などに自転車が隠れてしまうことが挙げられている。

今回使用する機能は、スマートフォンの位置情報を使うことで、見通しの悪い交差点付近に自転車などが近づくと、検知音やバイブレーション、警告画面を通じて各運転手に自動通知される仕組み。道路や交差点の形状、乗り物の種類に応じて通知のタイミングを個別に設定できるため、事故防止に寄与する精度が高いという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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