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北米マースク、倉庫の在庫管理にドローン採用

2023年1月31日 (火)

▲倉庫内を飛行して在庫データを収集するドローン(出所:A.P.Moller-Maersk)

国際欧州物流大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)は1月30日、アメリカで倉庫の在庫管理にVerity(ベリティー、スイス)製の倉庫用ドローンを採用したと発表した。

発表によると、このドローンは倉庫内でパレットからパレットへと移動し、高解像度カメラで任意の高さのバーコードをスキャンして、正確な在庫データを3次元で収集する。パレット上の商品を最小単位で撮影し、パレットの紛失や置き忘れなどのエラーを特定する。データが収集されると、倉庫管理システム(WMS)に保存されているデータと比較し、ユーザーに直接配信する。調査結果はクラウドに送られて共有でき、サプライチェーンの管理者に実用的な倉庫データを提供する。

ドローンは電動で、必要に応じて倉庫内の充電台に戻る。夜間や週末に倉庫内の照明が点灯していない状態でも動作する。このドローンシステムの操縦トレーニングは1日で済むという。

マースク北米法人の上級副社長は、「従業員の高所作業を防止する、より安全で正確な在庫管理法がないかと考えていた。ベリティーのドローンシステムは、データの正確性、安全性、スピード性で優れ、当社の倉庫管理システムをより強固で迅速なものにしてくれた」と評価している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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