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東京ロジファクトリー、埼玉・川越に物流拠点開設

2023年2月2日 (木)

▲東京ロジファクトリーの「鶴ヶ島第2物流センター」として稼働予定の「T-LOGI鶴ヶ島」(仮称)の完成イメージ(仮称、出所:東京建物)

拠点・施設東京システム運輸ホールディングス(HD)傘下の東京ロジファクトリー(東京都立川市)は1日、埼玉県川越市で2024年5月に完成予定の大型物流施設「T-LOGI鶴ヶ島」(仮称)を、家主の東京建物と全棟契約し、同年6月より「鶴ヶ島第2物流センター」として稼働すると発表した。

同施設の開発は東京建物と東京ガス不動産(東京都港区)による共同事業。施設は4階建て、延べ床面積2万3632平方メートル。川越、鶴ヶ島、坂戸の3市にまたがる富士見工業団地に位置する。

圏央道の坂戸インターチェンジ(IC)から4.2キロ、圏央鶴ヶ島ICから5.3キロ、関越自動車道の鶴ヶ島ICからも4.4キロの距離で、物流アクセスが良い。東武東上線若葉駅から2キロと従業員確保の面でも優れている。

東京ロジファクトリーと東京建物は共同で建設プロジェクトチームを立ち上げ、施設のレイアウトや仕様を検討してきた。近隣の従業員確保を行うため、トラックヤードと駐車場台数の規模の設計に比重を置いた。バースは、ブレースを設置しない構造とし、荷降ろし作業時間の短縮を図った。上層階には空調設備が導入され、28度以下の物品保管が可能。停電時の24時間非常用電源も導入する予定だ。屋上の太陽光パネルにより発電された電力は、商用電力と併せて施設内で自家消費し、余剰電力は東京建物グループ保有の商業施設へ送る予定だ。

東京ロジファクトリーは、東京・神奈川・埼玉の国道16号、圏央道のエリアに集中して拠点を構えるドミナント戦略を展開し、倉庫・人材・車両を効率よく運用して顧客企業の物量波動に対応する戦略を強みとしている。同施設の半径2キロ内には、鶴ヶ島物流センター、川越第2物流センターなどの営業倉庫があり、グループの輸送会社、東京ユニオン物流の川越営業所とも連携が期待できるという。

「鶴ヶ島第2物流センター」概要
所在地:埼玉県川越市竹野14-1
構造:4階建て
敷地面積:1万492平方メートル
延床面積:2万3632平方メートル
アクセス:圏央道・坂戸IC4.2キロ、圏央鶴ヶ島IC5.3キロ、関越道・鶴ヶ島IC4.4キロ。東武東上線若葉駅2キロ