拠点・施設東京システム運輸ホールディングス傘下の東京ロジファクトリー(東京都立川市)は18日、埼玉県川越市の富士見工業団地内に「鶴ヶ島第2物流センター」を今月19日に開設すると発表した。同社の埼玉県内の物流拠点は12か所目となる。

▲鶴ヶ島第2物流センター(出所:東京ロジファクトリー)
同センターは延床面積約2万3406平方メートルで、RC造りの4層BOXタイプ。垂直搬送機3基や荷物用EV3基を備えており、フォークリフトによる中継搬送を減らし、荷捌き場やトラックバースの回転数を上げる。海上コンテナのデバンニング、バンニング作業に対応したドックレベラーも4基配置し、2階以上の上層階には空調設備を導入。温度管理の必要な商品にも対応する。
また、防火壁以外は、ブレース構造を極限まで少なくした作りになっており、マテハン機材の配置などの自由度が高い設計となっている。屋上には太陽光発電設備があり、建物で使用する電力は自家消費する。
同社では、2024年中に7割ほどの稼働を見込んでおり、既に入居が決まった企業もある。センターの運営は同社が行い、総合物流を担う。
富士見工業団地は東武東上線若葉駅から徒歩で通勤できる距離にあり、周辺には商業施設や住宅も多く、現在、100人規模での採用が決定。工業団地内には2020年から稼働している同社の鶴ヶ島物流センターがあり、およそ150人の従業員が化粧品や日用品、精密機器の物流業務に従事している。このため、両センターで倉庫スペースや作業要員、配送車両、自動仕分け機を共有するなど連携も期待できるという。
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