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高重量機体で災害支援機材を搬送、プロドローン

2023年2月16日 (木)

▲43キロある水・食料をドローンで運搬する様子(出所:プロドローン)

ロジスティクス産業用ドローン開発のプロドローン(名古屋市天白区)は14日、愛知県新城市で高ペイロード(重量)ドローンを活用した孤立集落への救援物資輸送の検証を実施した。実証は東三河地域の山間部で大規模災害時に集落が孤立した場合を想定。高ペイロードドローンで、水や食料といった小型資機材や蓄電池などの重量物を輸送できるか調べた。

発表によると、検証は愛知県、名古屋鉄道、生活協同組合コープあいちなどともに実施した。プロドローンは、重さ50キロの荷物を搭載して50キロ飛行できる「空飛ぶ軽トラ」の開発を進めている。今回は、その前段階として重さ50キロ搭載で10キロ飛行できる新製品の試作品を使用した。バルーンライト(重さ15キロ)、大容量蓄電池(同23キロ)、水・食料(同43キロ)とそれぞれ3回に分けて重量物運搬を行った。

▲23キロの大容量蓄電池でも試験

試作品は折り畳みが可能で、ワンボックスバン型の車両に積載して運ぶことができる。一般的に、重量物運搬飛行は、荷物搭載の有無により機体にかかる負荷が変化する。そのため荷物の無搭載時には、モーター回転数が低くなり、飛行が不安定化する課題があったが、こうした問題をクリアした。

同社は今後の量産化を見据え、メンテナンスのしやすさやシンプルな構造にしていく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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