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CREが草加で物流施設開発、24年夏に完成予定

2023年2月24日 (金)

拠点・施設シーアールイー(CRE、東京都港区)は22日、物流施設「ロジスクエア草加II」(埼玉県草加市)の開発に着手したと発表した。ことし9月上旬に着工して2024年8月下旬に完成させる計画だ。

▲「ロジスクエア草加II」完成イメージ(出所:CRE)

同市のある埼玉県南東部は、大消費地である都心部に隣接する物流適地であるのに加えて、東京外環自動車道(外環道)をはじめとする交通アクセスにも優れていることから、輸配送ビジネスの拠点の開発が加速している。周辺には住宅地が多く広がっていることから、従業員確保の観点でも優位性が高いのも特徴だ。

機能面では、トラックバースを西側と南側の2面に配置。西側には4トントラック2台を含む大型トラック11台、南側には大型トラック5台の計16台が同時に接車できる高床式トラックバースをそれぞれ設置。6台分のトラック待機スペースと合わせて、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性の高い仕様とする。

倉庫部分の床荷重は各フロアで2.5トンフォークリフトを稼働できる1平方メートル当たり1.5トンとするほか、天井の高さも各フロアで5.5メートル以上とすることで荷物の収容能力を確保する。昇降設備については、荷物用エレベーターと垂直搬送機、ドックレベラーをそれぞれ2基ずつ設置する。

将来的なオペレーションの対応としては、庫内空調設備を設置する際の配管ルートのほか、室外機置場やキュービクル増設スペースを想定。さらには事務所スペースの増床を想定した法的な対応など、入居テナントの将来的な物流ニーズに対応できる機能性と汎用性を兼ね備えた仕様も特徴だ。

環境対応面では、屋根全面で太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力の供給を受けて自家消費する。さらに発電した電力の一部を施設内に蓄電して、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も計画しており、入居テナントのBCP(事業継続計画)策定を支援する。

「ロジスクエア草加II」の概要

所在地:埼玉県草加市松江
敷地面積:7772平方メートル
延床面積:1万6100平方メートル(予定)
構造規模:鉄骨造、地上4階建て
交通:首都高速道路三郷線・八潮南出入口3.6キロ、東京外環自動車道・三郷西インターチェンジ(IC)3.4キロ、草加IC3.9キロ