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トラック退突防止ミリ波、センコー商事が共同開発

2023年3月8日 (水)

サービス・商品カーメイトは8日、業務用トラックに特化した退突防止システム「ミリ波退突センサー」をセンコーグループホールディングスグループのセンコー商事(東京都江東区)と共同開発したと発表した。広角に対象物を検知する「ミリ波センサー」を活用したもので、車両の後方4か所に設置。障害物に接近する距離に応じて、インジケーターに音と光で警告を発する仕組みだ。13日に発売する。

▲センサーとインジケーターは車両後方4か所に設置

発表によると、トラックなどの大型車がバック走行する際に多発する対物事故に関して、カーメイトがセンコー商事からの要望をきっかけに、両社が3年間かけて開発した。トラックに適した仕様の検討や試験はセンコー商事が実施した。

警告ブザーは、障害物との距離が1.5〜1メートル、1〜0.5メートル、0.5メートルの3段階に応じて発せられる。センサーが後方の上部、下部、後方角の障害物を感知すると、距離が近くなるに従って「ピー」という音の間隔が短くなる仕様。

インジケーターはブザー音に合わせて、左右両側の警告ランプ(赤色)が点滅したり点灯したりして、ドライバーに注意を喚起する。センサーのケース表面に特殊処理を施し、電磁波の漏れを遮断。路上の金属製のふたなどによる誤作動を軽減する設計となっている。

▲新システムの概要(クリックで拡大、出所:カーメイト)

対物事故は修理や保証に多額の費用がかかるほか、建物を損傷した場合は自社車両に加えて、相手方への損害賠償にも発展するリスクがある。事故を防ぐ機器としてカメラやソナー(音波)などがあるが、使用環境によっては期待した通りに作動しないなどの課題がある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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