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ルフトハンザC、通期売上は22%増の6600億円

2023年3月8日 (水)

国際独貨物航空大手のLufthansa Cargo(ルフトハンザ・カーゴ、ドイツ)はこのほど、2022年の通期決算を発表した。売上高は前期比22%増の46億ユーロ(6600億円)、調整後EBIT(利払い前税引き前利益)は7%増の16億ユーロ(2300億円)と、増収増益となった。売上高は3期連続で過去最高を更新した。新型コロナウイルス禍で縮小していた旅客機の貨物スペース(ベリー)が、運航再開により回復したことが大きく業績に貢献した。

(出所:Lufthansa Cargo)

多くの旅客便の運航再開で、貨物容量と路線の両方が拡大した。貨物航空の供給能力は前期比で17%増加。自社全体で118億トンキロメートルの貨物輸送を行った。機材の平均稼働率は9.9%ポイント減少し61.1%となった。

同社は22年に大規模な設備投資を行った。長距離路線の機体容量を拡大するため、米Boeing(ボーイング)のB777Fを3機、次世代貨物機のB777-8Fを7機発注した。B777Fはすでに22年中に1機が納入され、大陸間の運航便数を増やした。Airbus(エアバス)の貨物機A321F型2機も追加就航させ、世界中で急成長するEC(電子商取引)事業者に短・中距離路線で高速輸送サービスを提供できるようになった。

23年夏期にはさらに2機のエアバス貨物機を導入し、欧州内路線の輸送力を強化する計画だ。旅客便の貨物スペースによる輸送も成長が続いており、同社の輸送能力の半分を占めるまでになった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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