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日本郵船、大船渡港に自走式クレーンを輸送

2012年9月26日 (水)

話題日本郵船は26日、同社グループの日之出郵船が所有する在来船「INABA」が、ベルギーのアントワープ港で船積みした自走式ハーバークレーン1基を21日、岩手県大船渡市の大船渡港で、揚げ荷役を行ったと発表した。

 

INABAの揚げ荷役の様子

INABAの揚げ荷役の様子

大船渡港は東日本大震災の津波の影響で、コンテナターミナルで使用していた自走式ハーバークレーンなどの荷役機械が水没し、荷役作業が行うことができず、同港へのコンテナ定期航路サービスも休止された状態が続いている。

大船渡港では来年3月、2年ぶりにコンテナ定期航路サービスの再開を見込んでおり、大船渡国際湾港ターミナル協同組合など地元港湾局や自治体は、1時間に20本前後(20フィートコンテナ換算)の荷揚げ能力を持つハーバークレーンの稼働に期待を寄せている。

日本郵船では「来年3月のサービス再開に向け、輸送したハーバークレーンの調整や試運転などの準備を進めていく」としている。

■大船渡港の位置
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