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常石、メタノール二元燃料カムサマックス引き渡し

2026年1月15日 (木)

▲臨席したフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領(出所:常石造船)

荷主常石造船(広島県福山市)は15日、フィリピンの造船拠点TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES(CEBU)で建造していた、世界初となるメタノール二元燃料カムサマックス型ばら積み貨物船を引き渡したと発表した。同船は「BRAVE PIONEER」(ブレイブ・パイオニア)と命名され、命名式にはフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領が臨席した。

▲メタノール二元燃料KAMSARMAX「BRAVE PIONEER」(出所:常石造船)

同船は、従来燃料とメタノールの双方を使用できる二元燃料仕様を採用。重油と比べ、窒素酸化物(NOx)を最大80%、硫黄酸化物(SOx)を最大99%、CO2を最大10%削減できるとされ、将来的にグリーンメタノールを用いることで、さらなる脱炭素化も視野に入れる。海運業界で加速する環境規制への対応を意識した設計だ。

カムサマックス型は、常石造船が開発し400隻超の建造実績を持つ主力船型。浅喫水で汎用性が高く、主要港に幅広く対応できる点が特徴とされる。今回、海外拠点で新燃料船の建造と引き渡しまでを完結させたことで、同社は環境対応型船舶の量産体制構築に一歩踏み込んだ形だ。

▲メタノール二元燃料KAMSARMAX「BRAVE PIONEER」(出所:常石造船)

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