ロジスティクス日本郵便は17日、ドローン(無人航空機)のレベル4飛行(有人地帯での補助者なしの目視外飛行)による荷物配送を、日本で初めて試行すると発表した。同日付で国土交通省航空局から飛行承認を取得したことを受け、「空の配達」の普及に向けて先陣を切る。東京都奥多摩町で3月23日、郵便局から個人宅などに重さ1キロ以内の荷物を運ぶ。
レベル4飛行に使用するのはACSL(東京都江戸川区)の国産ドローン「PF2-CAT3」で、大きさは1メートル四方で重量は5キロ程度。この機体は3月13日付で、日本初となる第一種型式認証を、同15日付で第一種機体認証をともに国交省から交付されている。
運航時ははがきや荷物など最大重量1キロまで機体下部に積むことができ、風速10メートルまで稼働する。非常用パラシュートも搭載。ドローンを操縦できる「一等操縦者技能証明」の保持者が運航ルールに従って飛行させる。
飛行高度は20〜145メートル。時間は9〜17時に、郵便局と配送先間の4.5キロを9分かけて飛ぶ予定。
日本郵便は2016年度から、輸配送業務へのドローン活用の検討を開始。19〜21年度に同町内で運用方法に関する検証を継続し、ACSLもドローンなどの自動配送による配送の高度化を推進してきた。
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