ロジスティクス丸全昭和運輸は26日、関係会社の鹿島タンクターミナルが鹿島臨海工業地帯で初の一般企業向けケミカルタンクターミナルを竣工し、10月1日から営業を開始すると発表した。
鹿島タンクターミナルは、鹿島地区で初の一般企業向けケミカルタンクターミナルとして、界面活性剤メーカーなどさまざまな業種の企業が利用できる。

初の一般企業向けケミカルタンクターミナルが竣工
接岸ドルフィンは危険物専用として内航タンカー、1万5000載貨重量トン級の外航タンカーが接岸できる。ケミカル、危険物など大量の液体貨物を搬入、貯蔵可能。
貯蔵タンクの一部は、加温・保温などの温度管理ができ、貯蔵した液体貨物は敷地内のローリー充てん所、ドラム充てん場で充てん可能。近隣の工場には、パイプラインによる払い出しにも対応する。
敷地内には危険物倉庫を併設。貯蔵タンクとともに保税蔵置場となるため、輸出入貨物も取扱える。
同社は今後、顧客のニーズに合わせて段階的にタンクを増設する。
■鹿島タンクターミナルの概要
所在地:茨城県神栖市東深芝16-26
敷地面積:3万14m2
バース形式:接岸ドルフィン
バース延長:200m
バース水深:9.3m
最大喫水:8.45m/8.45m
最大載貨重量トン:1万5000DWT
最大接岸船の全長:154m
屋外タンク貯蔵所:10基
設備:危険物屋内貯蔵所、ローリー充填所、ドラム充填場、トラックスケール(50トン)
危険物タンクヤード:990KL(材質SUS保温なし)3基、990KL(材質SUS加温保温付)1基、600KL(材質SUS加温保温付)2基、750KL(材質SS加温保温付)1基
指定可燃物タンクヤード:990KL(材質SUS加温保温付)2基、600KL(材質SUS加温保温付):1基