船舶へのLNG供給拠点整備費を補助、国交省｜短報

公募・入札国土交通省は、環境負荷の小さいLNG（液化天然ガス）燃料船を受け入れる港湾の環境づくりとして、船舶にLNG燃料を供給する「LNGバンカリング」拠点を整備する民間事業者に事業費の最大3分の1を補助する予定だ。国内港湾の国際競争力を強化するのが狙いで、事業者を4月19日まで公募している。

2023年度予算案に盛り込まれた事業で、18、21年度に続いて3回目となる。補助の対象はバンカリングに使う船や施設の整備費。補助事業者には主に海運会社や港湾関係企業、それらの共同事業体などを想定している。対象港湾は国際戦略港湾、国際拠点港湾、重要港湾。国際海事機関による船舶の排出ガス規制が強化されており、硫黄分などが取り除かれ、CO2排出量も少ないLNG燃料への転換が進むと見込まれている。

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