環境・CSR鈴与は、ラストワンマイル配送に適したEV(電気自動車)商用車開発を手がけるフォロフライ(京都市左京区)のバンタイプ車両「フォロフライF1バン」を導入した。フォロフライが5日発表した。鈴与は清水港の港湾現場で、作業用車両としてすでに利用を開始している。
鈴与は自社の事業基盤でもある清水港で、温室効果ガス(GHG)排出の実質ゼロを指す「カーボンニュートラルポート」(CNP)化を目指し、次世代エネルギーの受け入れ環境整備や港湾機能の高度化を推進している。4月1日に表明したカーボンニュートラル宣言では、社有車の29%を2030年までにEV化するとしている。このほどフォロフライの車両を港湾現場に導入することで、清水港でのCO2排出の抑制や脱炭素化につなげる考えだ。
今回、鈴与が採用したフォロフライF1バンは22年9月に商用ナンバーを取得、日本初の積載量1トン級のEVトラックで、これまでも全国の宅配事業を中心に導入されてきたが、静岡県では初の導入事例となる。1月末には、SBSホールディングスやエネオスホールディングスを引受先とした総額11億円の資金調達を行うなど、車両やシステムの開発、サービス拡充に注力している。
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