セイノーHD、司企業と自動車部品輸送などで提携

ロジスティクスセイノーホールディングスは12日、総合物流を手がける司企業（愛知県豊田市）と業務提携を締結したと発表した。セイノーが持つ全国の輸配送ネットワークと、司企業が持つ自動車部品輸送のノウハウと掛け合わせ、EV（電気自動車）の普及によって拡大する自動車部品の物流ニーズに対応する。

セイノーは今後、バッテリーなどの危険物を扱える危険物倉庫や、モーターなどの重量物を扱える倉庫を全国に開設する。混載やチャーターなど、荷主によって最適な輸送モードを提案し、全国の配送、集荷に対応する。提携の領域は自動車やEV、荷役機械などのほか、蓄電施設や電池などにも及ぶ。リサイクル事業でも提携し、バッテリーの回収や危険物倉庫での保管などを行うとしている。

豊田市に本拠を置く司企業は1971年の設立以来、自動車部品輸送や部品輸送付帯業務を中心に業容拡大した経緯があり、全国の路線トラック便に強みを持つセイノーは以前から司企業との協業を模索していた。EVの需要拡大の背景と、サービス提供の体制が整ったことから、今回の業務提携に至った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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