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出前館2Q、赤字幅縮小も物価高で見通し悪く

2023年4月12日 (水)

財務・人事出前館が12日発表した、2023年8月期の第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比11.7%増の253億8600万円、営業損益は87億3900万円の赤字(前年同期は224億2200万円の赤字)、当期純利益は87億1500万円の赤字(同228億8600万円の赤字)だった。

昨年12月に消費者物価指数が「41年ぶりの高水準」を記録した一方で、ことし1月の実質賃金は前年同月比4.1%減少となるなど、家計の消費支出が減少したことがフードデリバリー業界全体に影響したと分析。新型コロナウイルス感染症の収束傾向で人流が増加したことで、外食産業の売上が増えたことも向かい風となった。同社は加盟店ラインアップの拡充や配達時間案内の精度向上など、消費者向けサービス品質の改善で消費者や配達員、加盟店の定着化を図ったが、流通取り引き総額(GMV)は前年同期比11%減、アクティブユーザーは同10%減の769万人となった。

通期業績予想は、物価高騰による賃金低下や家計消費支出減少など、期初に織り込んでいなかった外部環境の変化があったとして、売上高は前期で580億円〜620億円としていたところを500億円に下方修正した。一方で、積極的なコスト削減で営業費用が減少する見込みであり、通期営業損益は前期の190億円〜210億円の赤字としていたところを170億円の赤字に上方修正した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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