サービス・商品サプライチェーン可視化プラットフォームを提供する米スタートアップのプロジェクト44(project44)はこのほど、同プラットフォーム「ムーブメントバイプロジェクト44」を拡張したと発表した。これにより、エンド・ツー・エンドの可視性と高度な分析機能を提供でき、荷主や物流企業の複雑なサプライチェーン管理に寄与するとしている。
海上輸送では、在庫管理の最小単位(SKU)や参照項目をカスタマイズできるようにし、重要な項目を基にした貨物追跡を可能にした。船舶の到着やコンテナ荷下ろし、最終目的地への到着時刻などの正確性も高めた。また、事業関連のCO2排出量のうち、他社の排出量(スコープ3)を測定する機能も追加した。RORO船で自動車や重機などコンテナ以外の貨物を運ぶ場合も、コンテナ輸送と同等の可視化サービスを提供する。
航空輸送では、貨物フォワーダーを統合することで、航空貨物輸送の可視化をドア・ツー・ドアに対応させた。これにより、荷主は貨物輸送の状況を広範に追跡できるようになり、到着予定日をより正確に把握できるようになる。
鉄道輸送ではシルクロードを含む新ルートを網羅するなど可視化の範囲を拡張。貨車に設置されたIoT(モノのインターネット)機器を通じて貨物を追跡できるようにした。欧米で98%以上の鉄道ネットワークをカバーできているという。
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