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太陽光活用の自立型冷凍冷蔵ボックスが製品化

2023年5月10日 (水)

▲コールドストレージボックス・ポータブル(出所:PoCTECH)

サービス・商品PoCTECH(ピーオーシーテック、東京都目黒区)は10日、コールドストレージ・ジャパン(神戸市中央区)とともに、普通自動車でけん引できる、太陽光発電を活用した自立型ゼロエネルギーの小型冷凍・冷蔵トレーラー「コールドストレージボックス・ポータブル」の製品化を発表した。電力供給の難しいイベント会場、屋外作業現場、災害時の食料・医療の保管など多様な場面での活用を想定する。

コールドストレージボックス・ポータブルは、600ワットの定格出力が可能なソーラーパネルを搭載しており、発電した電力を最新の軽量リチウムイオンバッテリーに蓄電。最大1500ワット(100ボルト)の出力でコンテナ単体での自立した冷蔵環境を確保した。日照がない場合でもバッテリーのみで5時間以上の保冷システムを300ワット時の出力で連続使用が可能。温度も1度刻みで設定可能で、きめ細やかな冷蔵品質管理にも対応する。非常時には同ボックス以外の100ボルト電化製品にも電力供給でき、寒冷地対応としてヒーティング機能も搭載している。

食品・医薬品の需要増加から市場規模の拡大が見込まれるコールドチェーンではエネルギー確保と温暖化対策が課題となっているが、太陽光による再生可能エネルギーの利活用や温度帯管理を実現するコールドストレージボックス・ポータブルは課題解決に寄与する。

ピーオーシーテックは12日~13日に開催される「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2023」(東京都新宿区・新宿住友ビル三⾓広場)に同製品を出展する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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