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山九が大阪に大型の化学品倉庫、温度管理にも対応

2023年5月17日 (水)

ロジスティクス山九(東京都中央区)は16日、大阪府高石市に関西最大級の機能性化学品専用倉庫「山九関西ケミカルセンター」を開設したと発表した。

▲関西ケミカルセンター(出所:山九)

敷地面積2万7248平方メートルに倉庫面積1000平方メートルの倉庫が8棟建て並ぶ関西最大級の化学品専用倉庫で、うち4棟は2度から25度の温度帯に対応した温度管理倉庫となっている。消防法危険物第1類、2類、4類、5類、毒劇物と多様な貨物への対応が可能だ。雨天時のオペレーションを効率化する大型ひさしや、海上コンテナ作業に対応できる高床式倉庫も1棟設置した。

医薬品や電子部品材料、リチウムイオン電池など幅広い貨物をターゲットとしている。今後、阪神港や関西国際空港からの良好なアクセスを生かした、輸出入貨物のストックポイントとしての活用も提案していく。

同倉庫はBCP対策を徹底しつつ、人感センサーの設置や、温度管理倉庫に天井を設置するなどの省エネ化も進めている。路面には耐久性を向上させつつCO2削減にも貢献できる廃ペットボトル入りのアスファルト舗装を採用し、雨水・排水に含まれる油が海に放流することを防止するなど、環境にも配慮した設計となっている。

山九では鹿島、千葉、四日市、兵庫、周南、北九州、大分の7か所で総延床面積1万4800平方メートルの機能性化学品倉庫を運営しているが、今回の開設によって業界上位となる国内8か所で計2万2800平方メートルを保有することとなり、拡大する危険物倉庫の需要ニーズに応える。

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LOGISTICS TODAY編集部
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