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川崎重工、21隻目の58型ばら積み運搬船を引渡し

2012年10月15日 (月)

ロジスティクス川崎重工業は15日、坂出工場でサザンパシフィックホールディングコーポレーション向け58型ばら積運搬船「ニュートリノ」(同社第1697番船)を12日に引き渡したと発表した。同社が開発した58型ばら積運搬船の21番船。

船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を備える。また、ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能。

省燃費型ディーゼル主機関、高効率タイプのプロペラ、同社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブ、抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用し、推進性能を向上させることで燃料消費量を低減させている。

主機関、発電機用エンジンは、海洋汚染防止条約によるNOx排出量二次規制に対応している。

■主要目
全長:197メートル
長さ(垂線間長):194メートル
幅(型):32.26メートル
深さ(型):18.1メートル
満載喫水(型):12.65メートル
総トン数:3万3084トン
載貨重量トン数:5万8612トン
貨物倉容積:7万3614立方メートル
主機関:川崎-MANB&W6S50MC-C7ディーゼル機関1基
連続最大出力:8630kW×116回転/分
航海速力:14.5ノット
定員:25人
船級:日本海事協会(NK)
船籍:マーシャル諸島