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出光、循環SCの海上輸送でカーボンオフセット

2023年5月19日 (金)

環境・CSR出光興産は17日、日本から台湾向けのバイオマススチレンモノマー(バイオマスSM)の海上輸送に伴い排出した二酸化炭素(CO2)193トンを、民間セクターやNGO(非政府組織)などによって発行されるカーボンクレジットによりオフセット(相殺)したと発表した。

▲カーボンオフセット輸送を実施したケミカルタンカー(出所:出光興産)

出光興産は2022年10月にネステ(フィンランド)、奇美実業(台湾)、三菱商事とバイオマスナフサを原料としたバイオマスプラスチックのサプライチェーンを構築し、バイオマスプラスチックを製造。バイオマスナフサは、再生可能なバイオマス由来の原材料から製造されており、石油由来のナフサと比べてGHG(温室効果ガス9排出抑制に効果的。今回、海上輸送したバイオマスSMは、世界最大のABS樹脂(合成樹脂の一種)メーカーである奇美実業がバイオマスプラスチックの製造に使用する。

カーボンクレジットは、CO2など温室効果ガスの排出削減量を主に企業間で売買可能にする仕組みのこと。欧米企業を中心にカーボンクレジットの需要は増加傾向にあり、日本でも13年にカーボンクレジットを国が認証する「J-クレジット制度」がスタートした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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