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双日、米の代替航空燃料製造工場に出資

2023年5月29日 (月)

▲NEXTが建設を計画する製造プラントの完成予想図(出所:双日)

財務・人事双日は29日、100%子会社の双日米国会社を通じて、米国で環境負荷の少ない次世代再生可能燃料の製造を目指すネクスト・リニューアブル・フューエル(NEXT、米国)に出資したと発表した。

NEXTは、米国オレゴン州ポートウエストワードにて、次世代再生可能燃料である代替航空燃料のSAF(サフ)の製造を計画しており、2026年に商業運転を開始する。SAFの製造プロセスとしては、唯一商業化されている、水素化処理・脱酸素化によって炭化水素系燃料を製造するプロセスHEFA技術を使用。SAFと再生可能ディーゼルを合わせて、一日あたり8000キロリットル、年間で280万キロリットルを製造する。同社は他にも、水素やバイオメタンガスの製造事業、次世代再生可能燃料を製造するための原料調達事業などを計画している。

世界的に脱炭素化に向けた動きが加速しており、航空業界でも脱炭酸化への対応が喫緊の課題となっている。国際航空輸送部門では、温室効果ガス排出量を19年比で15%削減するため、航空会社各社に対して排出量の削減もしくはオフセットが求められている。航空機からの温室効果ガス排出量を削減するには、代替燃料のSAFが必要不可欠。特に、米国は世界の航空燃料の使用量50%を占めるため、SAFの製造を積極的に推進している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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