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東京港の脱炭素化へ、荷役作業の水素燃料化PJ

2023年5月30日 (火)

ロジスティクス東京都港湾局と日本郵船、ユニエツクスNCT(東京都中央区)、三井E&S、岩谷産業の5者は30日、大井コンテナふ頭(品川区)で、タイヤ門型クレーン(RTG)に水素燃料電池(FC)を実装し、水素を燃料とした荷役作業実現のため協定を締結したと発表した。荷役機械の水素利用の普及促進を図り、東京港の脱炭素化を推進する。

▲荷役機械の換装(クリックして拡大、出所:日本郵船)

「東京港における荷役機械のFC化プロジェクト」と題し、現在はディーゼルエンジンを動力源として稼働する荷役機械を、三井E&Sが水素FCユニットに換装し、荷役作業のゼロエミッション化を図る。

▲水素の供給体制(クリックして拡大)

コンテナターミナル内にRTGとの通信、水素の充てんができる水素供給ユニットを設置。また、ユニットの動力源となる電気設備や、水素製造工場からの水素のサプライチェーン体制を整備する。工場からの水素の運搬は岩谷産業が行う。

日本郵船が実施計画、実施場所を提供し、全体の進行を調整。ユニエツクスNCTが荷役作業や水素充てん作業を行う。港湾局は東京港における水素活用の普及促進する。

ことし中に事前調査や計画、FC発電装置などの設計・製作などを行い、2024年からはFC発電装置への換装や水素燃料での荷役の実証を行う。

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LOGISTICS TODAY編集部
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