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JPMC、運用賃貸でスマート置き配を導入

2023年6月6日 (火)

(出所:JPMC、クリックで拡大)

ロジスティクス賃貸住宅運用業のJPMC(東京都千代田区)は6日、同社が運用する賃貸住宅において、ライナフ(東京都文京区)が提供するサービス「スマート置き配」を試験導入すると発表した。まずは、1都3県、大阪府、愛知県の賃貸用居住物件36棟(1148戸)で導入する。スマート置き配の導入により、オートロック付きマンションにおいて、届け先の不在時に玄関前などに置き配を行うことができる。

2024年問題の課題として、宅配における再配達が問題となり、配達の効率化や労働環境の改善を意識したサステナブルな物流が注目されたことから、物流事業者だけでなく、働き方改革に貢献する観点から利用者側の再配達削減の意識も高まっている。あわせて、新しい生活様式に対応した利便性の高い配達方法の一つとして、非対面・非接触である置き配が徐々に浸透してきているが、一方で、オートロックエントランスのある物件ではセキュリティの問題から玄関前の置き配の利用は難しく、宅配ボックスが設置されている住宅においても収容数に限りがあり、満杯時には使用することができず再配達になるなどの課題が残っていた。

今回同社が導入するスマート置き配は、オートロック付きマンションに、エントランス用スマートロックを設置して共用エントランスの鍵をデジタル化することで、配達員が部屋の前など、受取側があらかじめ指定した場所で荷物を届けることができるサービスであり、認証された配達員のみが入館でき、開錠履歴も記録されるというもの。

同社ではオートロックエントランスのある物件へにて同サービスを導入し再配達削減を実現することで、社会課題となっている物流業界の労働環境改善やCO2削減などの課題解決を図り、さらには入居者の利便性向上に貢献するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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