セブンイレブン、埼玉で環境負荷低減店舗の実証実験

▲セブン‐イレブン三郷彦成2丁目店（出所：セブン-イレブン・ジャパン）

荷主セブン-イレブン・ジャパンは8日、日立製作所、リコー、サンデン・リテールシステムと連携し、省エネ、創エネと蓄電の取り組みの進化を目指した環境負荷低減店舗の実証実験を、「セブン‐イレブン三郷彦成2丁目店」（埼玉県三郷市）で開始したと発表した。

今回、新しい省エネの取り組みでは、新型の冷凍冷蔵設備の設置に加え、外気を取り込み冷蔵設備や空調の負荷を低減させる給気システムを導入した。また、個別導入している省エネ設備、空調設備の使用状況などを把握し制御し、全体最適化するエネルギーマネジメントシステム（EMS）を導入することで省エネを促進する。

創エネ・蓄エネの取り組みについては、次世代太陽電池を初めて設置。屋根上の太陽光パネルに加え、ソーラーカーポートも設置することで、再生可能エネルギー比率を高めた。さらに、資源循環に配慮した可動式蓄電池（バッテリキューブ）で発電した再生可能エネルギーを有効活用する。

▲取り組み全体のイメージ（出所：セブン-イレブン・ジャパン）

セブンでは、一連の設備構成の最適化エンジニアリングで、高い省エネ、創エネ、蓄エネ効果に得ることで、店舗の購入電力量を2013年度対比で60％削減、CO2排出量は70％削減の効果を見込む。同社は店舗でCO2排出量削減を目指した省エネ、創エネ、蓄エネの様々な設備の実証実験を実施し、適合性や効果を見極めながら、水平展開を進めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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