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大船渡市漁協、製氷・貯氷施設着工へ地鎮祭

2012年2月8日 (水)

話題ヤマト福祉財団(東京都中央区)は7日、東日本大震災生活・産業基盤復興再生募金の第2次助成先の一つ、岩手県大船渡市漁業協同組合が、ことし7月完成予定の製氷・貯氷保管施設の地鎮祭を10日、同漁協製氷工場跡地で行うと発表した。

 

大船渡魚市場は岩手県で1、2を争う水揚量を誇っていたが、東日本大震災の津波で関連施設を含めて壊滅的な被害を受け、応急復旧で昨年6月に営業を再開した後も、漁船への氷の供給能力を回復できていなかった。

 

ヤマト福祉財団は「大船渡魚市場への安定的な水揚げを確保し、大船渡市の基幹産業である水産業の早期復旧・復興を図るためには、氷の安定的な供給が不可欠」として、2011年12月12日製氷・貯氷保管施設新築工事に2億4800万円を上限とする助成を行った。

 

新施設は鉄骨2階建て、延床面積2500平方メートルで、1日100トンの製氷能力、3000トンの貯氷能力を持つ。被災前は鉄骨2階建て、延床面積約1622平方メートルで、製氷能力が1日30トン、貯氷能力2260トンだった。