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ヤマト福祉財団、”奇跡の脱出”の保育所再建

2012年10月24日 (水)

話題ヤマト福祉財団は、同財団の「東日本大震災生活・産業基盤復興再生募金」の助成先として再建していた野田村保育所が30日、竣工すると発表した。

岩手県北東の沿岸部に位置する野田村は、東日本大震災の津波で甚大な被害を受け、湾岸から西にわずか500メートルの場所にあった野田村保育所も、津波により建物は跡形もなく流され、門柱だけが残っている。

日頃の避難訓練のおかげで職員16人、園児84人(0-6才児)全員が無事に避難し、”奇跡の脱出”と話題になった。

野田村は、子供たちを安心して預けられる施設の一刻も早い再建を目指し、安全な高台への移設と建築を計画したが、原形復旧の原則からはずれるため、国からの補助を得られない状況だった。

そこでヤマト福祉財団が、野田村の復興に向けた地域就労環境を早期に改善するために2011年10月、保育所を高台に再建する費用として総額2億8000万円の助成を決定したもの。