貨物駅でパレットのレンタル・返却可能に、NPP

ロジスティクス日本貨物鉄道（JR貨物、東京都渋谷区）と日本パレットプール（NPP）は23日、貨物駅構内などに設置するパレットデポにおいて、パレットのレンタル・返却ができるサービス「駅パレ」を開始すると発表した。JR貨物は、物流生産性の向上やグリーン社会の実現に貢献し、NPPは事業運営体制の強化に資するサービスを提供する。

「駅パレ」が設置される貨物駅は札幌、仙台、京都など13か所で、取り扱いパレットのサイズは11（いちいち）型（1100ミリ×1100ミリ）。NPPが運営主体となる。

「駅パレ」は、貨物駅構内または近隣に設置するパレットデポにおいて、鉄道利用運送事業者などが手軽にパレットのレンタル・返却ができる。通常パレットをレンタルする時は、顧客がパレットレンタル事業者のデポに立ち寄り、パレットを引き取る必要があるが、「駅パレ」では集貨・配達に合わせて貨物駅構内などでレンタル・返却できるため、手間やコストの低減が図られ、効率的な物流体系の構築が可能となる。出発駅・到着駅に駅パレが設置されていない場合でも、当該地区のNPPパレットデポでレンタル・返却が可能。

▲駅パレの利用イメージ（出所：JR貨物）

今回のサービスでは、ばら積み貨物のパレット化による緊締車の有効利用やパレット荷役化による作業の省力化や作業時間の削減、モーダルシフトによる長距離トラック運行回数削減などの価値がある。また、使い捨てパレットからレンタルパレットへの転換による循環型社会の実現などにもつながるという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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