ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

C&FロジHD、冷蔵冷凍倉庫新設資金を環境融資調達

2023年7月3日 (月)

財務・人事C&Fロジホールディングス(HD)は6月30日、冷蔵冷凍倉庫の新設で農林中央金庫を始めとする15の金融機関とシンジケーション方式で「グリーンローン」のタームローン契約を締結したと発表した。借入額は110億円。低温食品物流企業では初の取り組みという。

「グリーンローン」はローン・マーケット・アソシエーション(LMA)などが定める「グリーンローン原則」に沿って、環境問題の解決に取り組む事業(グリーンプロジェクト)に必要な資金を調達で用いられる融資。資金使途は、グリーンプロジェクトの充当に限定される。今回のシンジケーションには三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などが参画する。

C&FロジHDは、環境配慮型の冷蔵冷凍倉庫の新設で使用する。具体的にはヒューテックノオリン(仮称)の箕面森町冷蔵倉庫の新築工事、同東北支店第二センター増築棟の新築工事の費用に充てる。

同時に、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の認証や建築確認申請時の省エネ適合性判定などを始め、自然冷媒を利用した冷凍機の導入や太陽光パネルの設置、荷主・ドライバーに効率的な設備の構築、従業員が心身ともに健康に働ける職場環境の向上に取り組む。

同社では、ローンの資金の追跡管理や融資実行後のレポーティングを通じ、環境問題への取組状況がモニタリングされる仕組みを活用。金融機関の協力を得ながらグリーンプロジェクトを実施していく計画。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com