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大創、400店に商品供給する大型物流センター開設

2023年7月7日 (金)

▲神奈川RDCの外観(出所:大創産業)

産業・一般100円ショップ「DAISO」(ダイソー)を運営する大創産業は7日、神奈川県平塚市に「大創産業神奈川RDC(リージョナル・ディストリビューション・センター)」を開設し、8月下旬から出荷を開始すると発表した。同社が運営する国内で9か所目のセンターで、南関東エリアの物流ネットワーク拠点として、東京都、神奈川県などの約400の店舗に商品を供給する。

神奈川RDCは、鉄骨造地上4階建てで、敷地面積が2万7146平方メートル、延床面積は5万3169平方メートル。トラックバースは入荷13台、出荷30台を備える。「ロボットパレタイザー」「オートカートンカッター」といった自動入出庫に対応する最新の大型マテリアルハンドリング機器を導入し、物流の高効率化・省人化を実現。完全無停電対応、落雷被害防止、地震対策などBCP対策も行った。

▲ロボットパレタイザー(出所:大創産業)

ロボットパレタイザーは、入庫した商品を自動でパレットに積み、自動倉庫へ入庫し1時間に最大で600ケースの対応が可能。オートカートンカッターは、後工程のピッキングがスムーズに運ぶよう、カートン上面を自動でカットを行う。1時間に最大で500ケースの処理ができる。

震災時などでのBCP対策では、非常用発電機と瞬停補助装置を使った完全無停電対応を始め、避電器による落雷被害防止、水害に備えた設計、サーマルカメラを使った火災リスク対策などの設備を整えた。また、大地震時に備え、震度5以上で免震になる、厚さ3ミリメートルの「ミューソレーター」をフレックス自動倉庫とサーバールームに設置した。

同社では新センター開設を通じて、近年の新規出店数の増加に伴い課題になっていた出荷キャパシティの拡大、店舗での作業負荷軽減などの解決を図るとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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