ESR、物流施設2棟の照明技術で受賞

認証・表彰ESR（東京都港区）は13日、「ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター1」（横浜幸浦DC1）と「ESR 弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター」（弥富⽊曽岬DC）のラウンジが、照明学会が主催する「2023年照明施設賞」を受賞、さらに「弥富⽊曽岬DC」のエントランスホールが、「東海⽀部奨励賞」を受賞したと発表した。

▲弥富⽊曽岬DC （左）エントランスホール （右）エレベーターホール（出所：ESR）

同賞は、住宅・事務所・店舗などの建築などを対象に、国内各地域での照明利⽤の⽔準を⾼め、照明技術の発展と普及に貢献する優秀な業績を顕彰するもの。

横浜幸浦DC1は神奈川県横浜市⾦沢区に2022年1⽉に完成し、敷地面積は9万280平方メートル、延べ床面積は19万5270平方メートルで地上4階建。建物の外観を引き立てるファサード照明は富⼠⼭へ視線を導き、物流の躍動感を表現。それと呼応するように、南北2か所にあるクラブラウンジでは、ライン照明を効果的に設置することで利⽤者の視線を導き、空間の広がりを演出。「物流倉庫のラウンジおよび建物外観の照明のコンセプトを明快に表現した光はダイナミックで新しさを感じる。ライン照明を直線的・スパイラルにして特徴的な雰囲気を作っている」点が評価されたという。

弥富⽊曽岬DCは三重県桑名郡⽊曽岬町に22年4⽉に完成し、敷地⾯積は7万9096平方メートル、延床⾯積は15万5332平方メートルで、地上4階建て。⽊曽岬町は⽊曽川河⼝のデルタ地帯に広がる平坦な⼟地であるため、最上階のクラブラウンジには起伏のある柱状節理のモチーフを⽤い、動きのある洞窟状の空間デザインに。照明計画においては多⾓形の⾯が綺麗に発光するようテストピースを作り何度も検証したという。「柱状の建築照明を採⽤することで⾮⽇常性と安⼼感が共存する雰囲気がある。⾃然光と⼈⼝照明との融合によって空間に変化が生まれており、優れた照明計画となっている」点が評価されたという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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