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グッドマン、ブラジルの物流施設開発に参入

2012年11月8日 (木)

荷主グッドマングループは8日、ブラジルの産業、物流、商業施設の開発、建設大手「WTORRE」と合弁契約を締結した、と発表した。

両社の折半出資によるJVを通じ、ブラジル国内の主要市場で物流、産業不動産開発に参入する。

設立するJVの名称は「WTグッドマン」で、WTORREが持つブラジル市場のノウハウと、グッドマンの国際的な顧客ベース、ファンドマネジメントの知識を融合させた経験豊富なチームを配置。

最新鋭の物流、産業不動産の開発を行い、竣工後はグッドマンのグローバル投資家の投資対象とする。

WTORREはサンパウロで2か所、リオデジャネイロで2か所の合わせて4か所の開発用地を提供し、総賃貸面積は85万平方メートル、竣工後の資産価値は総額11億米ドルになる見込み。

WTORREとグッドマンは、JVに対し折半でエクイティ出資を行い、リターンは両社で共有する。WTORREは既存の産業不動産開発に重点をおき、グッドマンは最大3億4100万レアル(1億6000万豪ドル)の資金調達を行う。

JVは高品質な物流、産業不動産の投資開発を行っていく方針で、グローバル投資家がスポンサーとなるインダストリアル・インベストメント・パートナーシップにこれらの開発物件を提供することも視野に入れる。

初期ポートフォリオには、サンパウロに立地するカジャマル、イトウペヴァ、リオデジャネイロのインターナショナル・ビジネス・パーク(IBP)、ノヴァインデアの4か所の土地で構成する。

これらの用地は、すべて工業専用地域に立地し、主要な交通インフラにも良好なアクセスを確保しており、広いスペースを必要とする企業向けや、マルチテナント型の施設を開発する。

カジャマル、IBPは間もなくインフラ整備に着手し、イトウペヴァ、ノヴァインディアの開発案件は、2013年初旬の着工とする計画。