フードホクトは9日、同社きのこ総合研究所が新品種きのこ「霜降りひらたけ」の開発に成功し、特許出願、品種登録出願を行ったと発表した。
開発した新品種のヒラタケは、日本産と欧州産(エリンギなど)の交配育種で開発し、遺伝子組み換えなどの技術は使用していない、としている。
傘には霜降り状の模様があり、従来のヒラタケに比べて傘が肉厚で、形が崩れにくいのが特徴。
日本産ヒラタケは、1989年頃には現在のエリンギと同水準の生産量だったが、流通過程で傘が割れやすいことや、調理した時にも形が崩れやすいといったことから、年々生産量が減少していた。