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マースク、米で商業用自動運転トラックレーン開設

2023年10月6日 (金)

国際APモラー・マースクは5日、自動運転トラック開発のコディアック・ロボティクス(米国)と協働し、米国のヒューストン・オクラホマシティ間で商用自動運転トラックの輸送レーンを開設したと発表した。

▲コディアックの自動運転トラック(出所:APモラー・マースク)

両社は2022年11月に初めて自動運転による貨物配達で協働しており、ことし8月から、ヒューストンとオクラホマシティの配送センターの間で、53フィートのトレーラーを1日24時間稼働、週4日に4往復する商用自動運転トラックレーンの運用を開始している。この取り組みで得られた運用上の知見を収集してプログラム化し、自動運転トラック技術を物流戦略とサービスの一部として統合することを目指す。

安全性については、カメラやレーダー、ライダーなど18のセンサーを装備し、プラットフォーム上でトラックの周囲360度の状況を検知。トラックは自動運転スタックとプラットフォームの両方で1000を超える安全を確保する上で重要なプロセスとコンポーネントの稼働を、10分の1秒ごとに評価する仕組みとなっており、運行と並行して学習し、輸送時にシステムのアップグレードが実行される。

コディアック創設者でCEO(最高経営責任者)のドン・バーネット氏によれば「米国のトラック運送業界は7万8000人のドライバー不足に直面しており、これは向こう10年間で16万人以上に膨らむ可能性がある」と推定されるといい、マースクは自動運転トラックをサプライチェーン上に組み込むことで、持続可能な物流ソリューションの構築を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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