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花王、兵庫過疎地域でドローン活用の無人配送実証

2023年10月27日 (金)

荷主花王は26日、ことし7月に締結した兵庫県養父市との持続可能なサプライチェーンの構築に関する連携協定に基づき、9月28日に同市山間部で重量運搬ドローンと自動搬送ロボットを連携させた無人配送の実証実験を行い、一定の成果を得たと発表した。

実証では重量運搬ドローンを活用し、広域供給拠点のドローンポートから山間地域や過疎地域の商店までの一括供給を想定。スーパーマーケットから山を越えて2キロ先の中学校の中庭までの区間を、最大20キロ積載可能なドローンに日用品15キロを収納して一括輸送することに成功した。山越えの際の電波の安定性や、ドローンの飛行安定性を一定程度確認できたとしている。

実証にあたり、養父市が地域住民と関係機関の調整などを行ったほか、ドローンポートや運航管理システムを提供したブルーイノベーション(東京都文京区)、機体提供や飛行オペレーションを行ったプロドローン(名古屋市天白区)、プロジェクトの全体管理や電波シミュレーションなどを手がけたNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)の3社が協力した。

同社は今回の実証を通じて得られた成果を生かし、11月には岐阜県中津川市で複数のドローンによる大型荷物の編隊飛行による輸送実証を行う予定だ。2024年には海上ルートを活用した長距離ドローン輸送に関する実証も計画する。

■花王「かおぞらプロジェクト」兵庫県養父市でドローン物流実証実験を実施

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LOGISTICS TODAY編集部
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