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日本コンセプトが通期利益上方修正、円安進行で

2023年11月14日 (火)

財務・人事日本コンセプトは14日、2023年12月期通期連結業績予想を上方修正した。売上高は前回予想据え置きとなったが、営業利益を5億3800万円増の32億800万円、経常利益を8億3300万円増の34億1300万円、最終利益を6億4200万円増の23億7000万円とそれぞれ大幅に引き上げる。

第3四半期で半導体不足のため減少していた自動車の生産も回復した上、円安により日本の製品の競争力が改善したことから日本からの輸出が増加したことに加え、海上運賃の低下により売上原価が先行して低減したことや、為替相場が想定を上回る円安で推移したことで、米ドル建てで提示するタンクコンテナの売上高がかさ上げされ、大幅な増益となった。

同日発表した23年12月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比23.3%減の131億9300万円、営業利益が同27%減の27億4300万円、最終利益が20.1%減の20億5000万円と減収減益。

国際輸送売上は前年同期を下回ったが、タンクコンテナの特色を生かした貨物の保管業務や加温業務などのタンクコンテナ輸送に付帯する売上高は順調に推移。海上運賃の低下による売上原価の低減や円安による為替差益の計上も収益向上に寄与した。高圧ガスビジネスでは、主にフロンガスを中心とした高圧ガス専門の営業を推進する日コン外航ガスタンクケミカルをことし6月に設立するなど増収となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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