住友ゴム、2030年のGHG排出削減目標を設定

環境・CSR住友ゴム工業は28日、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル達成に向け、事業者の活動に関連して排出される温室効果ガス（GHG）を示すスコープ3について、2030年の削減目標を設定したと発表した。物流プロセスではモーダルシフトを推進することで、21年比で10％の削減を目指す。

同社グループのGHG排出はスコープ3で9割を占めており、材料開発と調達、物流、販売と使用、回収とリサイクル──の各プロセスごとに目標を設定。材料開発と調達プロセスでは同25％減とし、販売と使用、回収とリサイクルプロセスではタイヤの転がり抵抗の低減、摩耗したゴムを張り替えて再使用するリトレッドタイヤの生産拡大などを推進する。

また、事業者による直接のGHG排出を示すスコープ1、他社から供給されたエネルギーを使用したことによる間接排出を示すスコープ2については、30年に17年比で50％削減の目標としていたが、中国やタイのタイヤ工場で再生可能エネルギー化が想定以上に進んだことで、55％削減に目標値を引き上げた。

▲2030年のGHG削減目標に向けた取り組み（クリックで拡大、出所：住友ゴム工業）

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LOGISTICS TODAY編集部
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