ダイムラーT、欧州での脱炭素でマスダールと提携

環境・CSRダイムラートラック（ドイツ）は25日、エネルギー大手のマスダール（UAE）と、2030年までにアブダビからヨーロッパへ液体グリーン水素輸出の実現可能性を検討するMoUに署名したと発表した。

両社は、商用車の脱炭素化を促進するには、世界中でグリーンエネルギーを利用可能にする必要があると考え、液体グリーン水素輸出を実現させることで、ヨーロッパの道路貨物輸送におけるCO2排出量削減を図る。

2006年設立のマスダールは、総発電容量が20ギガワットを超えるプロジェクトを40か国以上で開発しており、30年までに100ギガワットの発電計画を掲げている。ダイムラー・トラックは、道路輸送における液体水素の実現可能性を実証するため、同社のプロトタイプのメルセデス・ベンツトラックが実際の条件下で液体水素を1回充てんして、1047kmのドイツ横断を成功させている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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