エア・ウォーター、地域循環型SC構築で受賞

▲表彰式の様子（出所：エア・ウォーター）

認証・表彰エア・ウォーターは、新エネルギー財団が主催する2023年度新エネ大賞で、「国内初の未利用バイオマスを活用した液化バイオメタン地域サプライチェーンモデル」で新エネルギー財団会長賞を受賞した。このモデルは、北海道で家畜ふん尿から発生するバイオガスを液化バイオメタン（LBM）に加工し、地域内で消費する循環型サプライチェーンを構築するもの。

LBMの製造プロセスは、未利用バイオガスを回収し、その主成分だメタンを分離・精製後、マイナス160度で液化する。この技術により、容積を1/600に圧縮し、大量のメタン輸送を可能にする。LBMは、カーボンニュートラルな国産エネルギーとして、工場のボイラー燃料やトラック燃料、船舶燃料など多用途に利用可能であることが実証された。

新エネ大賞は、新エネルギーの普及促進に貢献した企業や団体を表彰するもので、エア・ウォーターの取り組みは、気候変動や家畜ふん尿に起因する社会課題解決に貢献するとして高く評価された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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