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輸出サツマイモのトレーサビリティシステムの動画公開

2024年2月9日 (金)

サービス・商品日本流通管理支援機構(東京都世田谷区)は7日、輸出用サツマイモのトレーサビリティシステムのサービス事例紹介動画を公開した、と発表した。国内最大級のサツマイモ選果場である苫小牧の出荷施設に提供しているシステムで、同日から公開した。

▲サツマイモ自動スキャンの様子(出所:日本流通管理支援機構)

農水省では、「農林水産物・食品の輸出額を2025年までに2兆円、30年までに5兆円とする」ことを目指し、輸出拡大の施策を打ってきている。ただ、現状では、輸出先からの原因が特定できないクレームなどが重なり、日本国内で多額の費用負担が発生する」などの課題も浮上しているという。

これまで、スマートフォンなどでの対応ではなく、大規模輸出向けに1〜2秒程度で1箱処理できる処理速度で、画像やデータを複数関係者で共有できるクラウドサービスの開発が低予算で求められていた。同機構が提供するトレーサビリティシステム「農水トレーサビリティ」では、コンベアに通すだけで生産者などの情報をデータ化することができ、輸出先での腐敗などの原因特定やトラブル解決に貢献しているという。

農産物は輸出向けにサイズ別に箱詰めされたのち、専用の端末で情報を記録する。画面にはJAなどの団体名や農家の情報などを選択。機材には、高精度な産業用QRリーダーやカメラが取り付けられており、箱の側面にあるコードを読み込みつつ写真を撮影し、同機構のクラウドサービスに情報を送信し記録するシステムになっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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