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港湾滞船予測ツールを開発、ウェザーニューズ

2024年2月16日 (金)

ロジスティクスウェザーニューズは15日、船の位置情報と気象データを組み合わせ、港に滞留する船舶数を予測する「Berth Waiting Forecast」の提供開始を発表した。

同システムでは、船舶自動識別装置(AIS)と各港湾のデータを組み合わせることで、滞船状況をリアルタムに表示し、滞船隻数の予測では約7万隻のAISのデータから各港湾に滞留した船を分析し、気象条件や季節や曜日と組み合わせて解析した独自の予測モデルを使用している。

また、港湾ごとのリアルタイムな滞船隻数や待機日数も表示し、1日ごと・1週間先の滞船隻数を予測して数字とグラフで確認できる。主要港湾に加えて、ブラジルやパナマ運河周辺の港湾など、過去に干ばつや大雨・洪水によって大規模な滞留が発生した港湾での予測の提供を開始しており、今後のニーズに合わせて予測エリアを拡大していく。

海運業界では、強風・高波・台風などの気象現象によって船が目的地に到着しても港湾で長期間待機することがあり、船の待機期間が長引くことで、運航計画の変更や想定していない燃料消費が発生するなどの課題があり、同システムの提供によってCO2排出量の削減や業務効率化に寄与したい狙いもある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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